カテゴリ:エッセイ、本( 17 )
相田みつを 「いつでもどこでも」
「いつでもどこでも」  相田みつを

わたしにちからのないことをわたしが一番よく知ってるんです。

だからわたしは何か仕事をする時には
意気地がないようですが
いつも仏様に頼むんです

「仏様、どうか手伝ってください
どうか、わたしといっしょに仕事をやってください。

わたしの力ではどうにもなりませんから...」

それでもダメで、追い詰められると
わたしは
「とうさん、あんちゃん、ユキちゃん、ちからを貸して下さいどうか助けてください」

と、心の中で悲鳴をあげるように念ずるのです。

とうさんは言うまでもなく
死んだわたしのおやじ
あんちゃん
ユキちゃんは
若くして戦争で死んだ二人の兄貴
あんちゃんが二人では間違うんで
上をあんちゃん、下をユキちゃんと、
子供の頃呼んだんです。


だから仏様になって三十年もたった今でも
手を合わせるときには
あんちゃん、ユキちゃん、と
幼い時の呼び名で呼ぶんです。

あんちゃん、ユキちゃんは、
頭もよく、馬力があったから
ちからのないわたしを
いつも助けてくれるんです。

仏様になったいまでも
わたしといっしょに
しごとをしてれるんです

そしてうれしいときも
かなしいときも
わたしといっしょなんです
いつでもどこでもいっしょです
いつでもどこでも
....
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by fancy824 | 2013-10-24 21:01 | エッセイ、本
せなけいこ 絵本おばけシリーズ
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大好きなせなけいこさんのおばけもの。最高傑作の「ねないこだれだ」
残酷な?おしまいのセリフには、少々ぞくっとさせられます。大人になっても、ずっとそばに置いておきたい本です。
そのほかにも沢山ありますが、イラストがかわいいので少々ご紹介。
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by fancy824 | 2011-05-23 17:14 | エッセイ、本
金子みすずの唄
金子みすず 1903年山口生まれの女性童謡詩人

「こだまでしょうか」  

「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと「ばか」っていう。
 
「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
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そうして、あとでさみしくなって、
 
「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。
 
こだまでしょうか、いいえ、誰でも。

「大漁」

朝焼け小焼だ
大漁だ大羽鰮(いわし)の大漁だ。

浜は祭りのようだけど海のなかでは
何万の鰮のとむらいするだろう


「私と小鳥と鈴と」

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
 
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんの唄は知らないよ。
 
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

「さびしいとき」

わたしがさびしいときに、
よその人は知らないの。
 
わたしがさびしいときに、
お友だちはわらうの。
 
わたしがさびしいときに、
お母さんはやさしいの。
 
わたしがさびしいときに、
ほとけさまはさびしいの。
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by fancy824 | 2011-04-30 14:24 | エッセイ、本
あいさつの魔法
東日本大震災から1ヶ月が過ぎました。未曾有の事態に私もブログどころではない気持ちになっていました。広告も自粛ばかりで。そんな中、この「あいさつの魔法」が、心をホッとさせてくれました。保育園の子供たちも、この歌と金子みすずの唄は好きでしたね。イラストもかわいいので記録しておきたいと思います。

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こんにちは(こんにちワン)
ありがとう(ありがとウサギ)
こんばんは(こんばんワニ)
さようなら(さよなライオン)

まほうのことばで
たのしいなかまがポポポポ~ン

おはよう(おはよウナギ)
いただきます(いただきマウス)
いってきます(いってきまスカンク)
ただいま(ただいマンボウ)
ごちそうさま(ごちそうさマウス)
おやすみなさい(おやすみなサイ)

すてきなことばで
ゆかいななかまがポポポポ~ン

こんにちは(こんにちワン)
ありがとう(ありがとウサギ)
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by fancy824 | 2011-04-30 14:16 | エッセイ、本
死にゆく妻との旅路
死にゆく妻との旅路」の映画のチケットを雅詠さんに頂き、観に行きました。どうしても原作が読みたくなって今読んでいます。実話です。
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by fancy824 | 2011-03-21 00:59 | エッセイ、本
あしながおじさん
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by fancy824 | 2011-03-16 08:13 | エッセイ、本
マーガレット・ワイズブラウンの絵本「たいせつなこと」
子供の頃から、「おやすみなさいの本」が好きでした。
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 最近、マーガレット・ワイズブラウンの「たいせつなこと」
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が日本で出版されました。

りんごは まるい
りんごは あかい
したくの できた りんごは
きから ぽたんと おちてくる
かじると なかは しろく
あまずっぱい つゆが
ほおに はじける
そして りんごの あじが
くちいっぱいに ひろがる

でも りんごに とって
たいせつなのは
たっぷり まるい
と いうこと

「したくのできた」りんご
きから「ぽたんと」おちてくるりんご
「たっぷりまるい」りんご
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こちらの絵も内容も素敵です。私はなぜか山本有三の「路傍の石」を思い出しました。SMAPの「世界にひとつだけの花」でしたか、こちらもやはり同じような気持ちで聞いていた気がします。
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by fancy824 | 2009-09-28 20:54 | エッセイ、本
長田弘「あのときかもしれない」 深呼吸の必要より
中学生の頃、テレビでこの詩を、徳光和男アナウンサーがたぶん「ズームイン朝」で、朗読していました。その徳光さんとは、20代前半にひょんなことでお会いして、言葉を交わしましたが、、言葉の端々に人柄の温かさを感じました。何度となく、心に浮かぶこの詩に、気持ちが新たになります。今でも、朗読で長田弘氏を選択した、徳光さんに感謝したくなります。

長田弘詩集「あのときかもしれない」から、
きみはいつおとなになったんだろう。きみはいまはおとなで、子どもじゃない。子どもじゃないけれども、きみだって、もとは一人の子どもだったのだ。・・・そうしてきみは、きみについてのぜんぶのことを自分で決めなくちゃならなくなっていったのだった。つまり、ほかの誰にも代わってもらえない一人の自分に、きみはなっていった。きみはほかの誰にもならなかった。好きだろうがきらいだろうが、きみという一人の人間にしかなれなかった。そうと知ったとき、そのときだったんだ、そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。

・・・子どものきみは「遠く」ゆくことをゆめみた子どもだった。だが、そのときのきみはまだ、「遠く」というのが、そこまでいったら、
もうひきかえせないところなんだということを知らなかった。

「遠く」というのは、ゆくことはできても、もどることのできないところだ。子どものきみは、ある日ふと、もう誰からも「遠くへいってはいけないよ」と言われなくなったことに気づく。そのときだったんだ。そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになってたんだ。・・・


ふと気がつくと、いつしかもう、あまり「なぜ」という言葉を口にしなくなっている。そのときだったんだ。そのとき、きみはもう、ひとりの子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。「なぜ」と元気にかんがえるかわりに、「そうなっているんだ」という退屈なこたえで、どんな疑問もあっさり打ち消してしまうようになったとき。・・・そのときだったんだ。そのとき、きみはもう、一人の子どもじゃなくて、一人のおとなになっていたんだ。きみがきみの人生で、「こころが痛い」としかいえない痛みを、はじめて自分に知ったとき。


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by fancy824 | 2009-08-27 22:49 | エッセイ、本
相田みつを 『ひとりぼっちのつばめ』
「ひとりぼっちのつばめ」
十一月六日の朝 街の中の電線にわたしは、
一羽のつばめを発見しました。
陽は高く昇りながら
空気の冷たい朝でした。

つばめだとわかったのは
椋鳥の群れがきてそれを追い払ったときです。
ひえびえとした空気の中を
飛び立った姿は
まちがいなくつばめでした。

夏の頃の敏捷さはなく
気のせいか
なんだか弱々しい飛び方でしたが
椋鳥に追われて
空の彼方に飛んでゆきました。

仲間の群れから外れて
南へ帰りそびれたつばめでしょう。
ここは間もなく
冷たいカラッ風が吹くから
つばめの冬越しはできません。

海を渡って仲間のところへ
飛んでゆく力がないならば、
少しでもあったかい
南の方へ飛んでゆくがいい。
あったかいところで、
来春、仲間がくるのを
じっと待つがいい

椋鳥よ、
多勢を頼んで
ひとりぼっちの
つばめをいじめないでくれ

ひとりぼっちのつばめは
お前達にいじめられても
声も出さずに逃げたじゃないか
「お父さん!!お母さん!!」
と、声を出しても
飛んできてくれる
親がいないからです。

どんなにいじめられても
どんなにつらくても
親のない子は
声を出して泣かないそうです。
声を出せないのじゃない
出しても空しいからです。
どんなに泣き叫んでも
だれもきてはくれないからです。
声を出して泣ける子はしあわせなんです。

椋鳥達に追われた
ひとりぼっちのつばめは
泣き声も出さずに
冷たい空の彼方へ飛んでゆきました。
声は出さないけれど
つばめは泣いていたのです。

声を出さずに
小さなからだをふるわせながら
泣いて行ったのです。
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by fancy824 | 2008-09-01 13:52 | エッセイ、本
相田みつを 『懦夫凛々』 ダフリンリン 
 以前、相田みつを美術館に行った際に、気に入った文章です。これは本に収めてなかったので、メモで記載してきました。一部省略してありますが、是非、美術館で全文に触れてみてください。

『懦夫凛々』 ダフリンリンと読みます。

※以下 相田みつを『懦夫凛々』より   ― は途中略※

「懦夫とは漢和辞典を見ると臆病者・意気地なし・なまけものとといてあります。
これはだれでもない私のことです。―――
懦夫だから強がることはない、懦夫だからいきばることはない
じゃが芋がじゃが芋になるように
トマトがトマトになるように 懦夫は懦夫になればいい 
勇ましくカッコいい姿になることはない わたしはわたしになればいい
―――
背筋を伸ばして肩肘張らず すんなりさらさら歩いてゆこう
懦夫凛々と歩いてゆこう 二月の風の中を
懦夫リンリン!懦夫リンリン!と 素直にふるえながら・・・・・・」   
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by fancy824 | 2008-09-01 13:06 | エッセイ、本



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