金子みすゞも山口出身で沢山の詩を残しています。感性が鋭すぎて、生き辛かったのではと思います。
金子みすゞ記念館は仙崎にありましたが、私は船に乗って荒波に揺られてしまい、行きませんでした。心のこりです。
「わたしと小鳥とすずと」
わたしが両手をひろげても
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地べたをはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
「大漁」
朝焼小焼だ 大漁だ
大羽鰮の 大漁だ
浜は祭りの ようだけど
海のなかでは 何万の
鰮のとむらい するだろう