セロトニントランスポーターって?
聞きかじった話ですが、セロトニントランスポーター遺伝子LL型の人は、前向きだそうです。私は自己判断ですが、LL型のように思います。体系ではないです。
以下は「世界仰天ニュース」から。 2001年6月。アメリカ・オクラホマ州ダンカン。早朝の飛行機に乗るためシンディーは、恋人のジムと車で空港に向かった。運転するのはジム。その隣で少し眠ろうとシンディーは目を閉じた。すると突然、車内に大量の液体が。硫酸だった。シンディーは、全身に焼け付くような痛みが走り全身を火傷。ジムも右半身に火傷負った。すぐに病院に運ばれ処置が行われた。幸いジムは火傷の範囲が狭かった為、大事には至らなかったが、シンディーは瀕死の重傷。しかし彼女は一命を取り留めた。このような酷い目にあった彼女だったが、顔の酷い火傷のあとを見ても落胆することなく前向きに治療を行い、医師も驚きの回復力を見せた。彼女はどうして、このような悲惨な目にあっても前向きに生きることが出来たのだろうか。それには「遺伝子が関係しているのでは?」と仮説を立てたニュージーランド、オタゴ大学のリッチー・ポールトン博士がいる。博士は1972年に生まれた1037人を調査し、成長過程における精神状態や人生の選択との関連を継続的に調査してきた。すると、ある遺伝子がストレスに対し、大きな影響を及ぼしている、という結果が出たのだ。それが『セロトニントランスポーター遺伝子』。23対ある染色体の17番にあるこの遺伝子は、神経伝達物質セロトニンに関係している。セロトニンは怒りや幸福感といった感情に関わりが深い物質で、セロトニンの値が低いと鬱や不安行動といった症状に結びつく傾向があるという。セロトニントランスポーター遺伝子にはL型、S型という2種類があり、人によってSとSを持つ人、SとLの組み合わせを持つ人、そしてLとLの人の3種類にわけられる。ポールトン博士によると、セロトニントランスポーター遺伝子をLL型で持っている人は、ストレスを感じる状態にあっても、他の組み合わせに比べ、精神的に安定している傾向があるといい、LL型の人は、前向きな人が非常に多く、この型の人はどんな苦しい時でも、ポジティブに対応する能力が高いという。 その後、シンディーは熱心に社会活動に取り組み、オクラホマ州では「陸橋などから物を投げると重罪」という彼女の名をとった『シンディ・ブローダス法』が作られた。 シンディーさんの前向きな性格に本当に遺伝子が関係しているのだろうか?今回、番組ではシンディーさんの協力を得てDNAを調べさせてもらった。すると彼女は「LL型」でやはりストレスに強いといわれる型だった。 シンディーさんにその事を伝えると「やっぱり、という感じね。事件以前にも、辛いことはあったけどいつも乗り越えることができたから遺伝子で全てが決まるとは思わないけど、私が強くタフなことは確かだしね」と語った。彼女は今同じような目にあった人たちの心の傷を軽くできるように講演を行っているという。まだまだ謎も多いが少しずつ遺伝子と性格の関係が分かってきた。 セロトニントランスポーター遺伝子(セロトニントランスポーターいでんし)とは、神経伝達物質であるセロトニンの伝達に関係する遺伝情報が書き込まれた遺伝子である。染色体番号17に存在する。S型とL型が知られる。組み合わせはSS型、SL型、LL型がある。 1996年11月、ヴェルツバーグ大学精神医学部のピーター・レッツ(PETER LESCH)がS型がセロトニン分泌に関与すると発表。 この遺伝子型を持つ者の割合は国や民族によって異なる。不安遺伝子とも呼ばれ、日本人はこの割合が高いとされる不安遺伝子:セロトニン・トランスポーター SS型 (引用) セロトニンの90%は消化管、8%は血小板の中、2%は脳内にあります。 大人の片頭痛は、緊張やストレスから解放されてほっとした週末に 起きやすいそうです。 ストレスから解放された。などをきっかけに、血小板から多量のセロトニンが 放出されます。このセロトニンが血管を収縮させ、閃輝暗点の症状が出ます。 放出されたセロトニンはすぐに分解処理され体外に排出されてしまいます。 今度は逆にセロトニン不足の状態になり、一時的に収縮していた血管が 拡張し始める訳です。…で…頭が脈動してガンガン…これが片頭痛です。 片頭痛の人は低血圧、低体温で冷え性、代謝が鈍く朝が弱い人が多いです。 また片頭痛発作の時は音、光、臭いに敏感になります。(感覚過敏) 子供の片頭痛は大人とは少し違います。 何の前触れもなくいきなり始まります。そして頭痛と一緒に必ずお腹が痛く なるのです。むしろ腹痛の方が強い場合もあります。さらに酷くなると嘔吐が 続きます。いわゆる自家中毒です。どうやら消化管に多量にあるセロトニンが 関係しているようです。また子供の場合は学校がストレスになっている事が 多いので、平日に起きやすくなるようです。 注意したいのは鎮痛剤。子供の場合はアセトアミノフェンしか使えません。 <セロトニンの役割> 1.感情、食欲の抑制 ストレス物質(ノルアドレナリン)を抑えて不安を鎮める。 快楽物質(ドーパミン)を抑えて満足感を与えブレーキを掛ける。 セロトニン不足が続くと絶えず強い不安感に襲われる→気分障害→うつ病 満足感が得られず快楽行為が止められない→肥満→糖尿病 2.消化管の調整 セロトニンが少ない→便秘 セロトニンが多い→嘔吐 3.睡眠・覚醒リズムの調整 セロトニンは、朝に沢山分泌される→覚醒 夜、分泌が弱くなる→深い眠り(ノンレム睡眠) 体内時計に関係しているホルモンのメラトニンはセロトニンから作られる。 セロトニンが不足していると満足な睡眠が得られずに、スッキリ目覚めない。 →昼夜逆転生活 4.生殖、体温、呼吸、運動などの調整 女性の場合、女性ホルモンがセロトニンに影響を与えています。 排卵前後が最も多く、気分も体調も一番いい。 逆に生理前や更年期、産後に急激に減る事で …イライラする、過食、のぼせる、夜中に目覚めるなどの 不定愁訴…で…うつになりやすくなる訳です。 片頭痛の治療薬としてうつ病の薬が処方される理由はどちらもこのセロトニン が関係しているからです。 特に片頭痛のある人は全身でセロトニン代謝に問題があるようです。 発達障害(アスペルガー症候群を含む自閉症スペクトラム)の脳内では セロトニン・トランスポーター密度の低下がPET検査で確認されています。 セロトニンは脳の中心にある縫線核で必須アミノ酸のトリプトファンを原料に ビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムなどから合成されます。 それは微量なため、分泌されたセロトニンは再吸収し、リサイクルしています。 その再取り込みをするのがセロトニン・トランスポーターです。 この密度が低いと言う事はリサイクルされずに排出されるセロトニンが多いと 言う事になります。慢性的セロトニン不足の原因の一つです。 セロトニン・トランスポーターを作る遺伝子にはL型とS型の2種類あります。 L型は多く作り、S型は少なく作ります。 この遺伝子の割合は人種によって大きく違います。 組み合わせは3通り。 LL型、LS型、SS型。 特に日本人は圧倒的にSS型の割合が高く、LL型は5%未満です。 アメリカ人のSS型は20%未満。国民性の違いはこのせいかもしれません。 この遺伝子を不安遺伝子と呼ぶそうです。 (マイナス思考の人がこのタイプらしい) うつの治療薬はセロトニン・トランスポーターを阻害して再吸収を邪魔します。 シナプス間隙のセロトニンを一時的に増やす為です。が、セロトニン分泌が 増える訳ではないので、薬を止めれば元に戻ってしまう事になります。 治療が長引く原因の一つかも知れません。 北欧に多い季節性うつ。日照時間の少なさに関連している様です。 これもPET検査で実証されています。 冬にはセロトニン・トランスポーターの密度が高くなるそうです。 セロトニンの分泌が減る為にリサイクル活動が活発化する為では無いでしょうか? そうなんです。日照とセロトニンは密接な関係があるんです。 そこで、セロトニン増量大作戦それはリズム運動 毎朝、朝日をたっぷり浴びながら深呼吸し、朝食を良く噛んで食べる。 そしてウォーキングやジョギングをする。 セロトニン神経を鍛えれば分泌量が増えるのです。 結論として規則正しい生活とバランスの取れた食事。そう言う事です。 当り前の事でした。継続は力なり。頑張りましょう。
by fancy824
| 2011-07-31 21:05
| 環境、自然
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